CRT(Candle Range Theory)とTS(Turtle Soup)とは?

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はじめに

さて、今回はCRTとTSについて書いていきますが……。

SMCの教祖的なICTはCRTを否定しています。

たびたびSNSで子供のような喧嘩をしていましたので、ICTが推奨していないということは理解して読み進めてください。

では、早速……。

CRT+TSの概念

Smart Money Concepts(SMC)は、従来のテクニカル分析に対する新しい視点を提供するトレーディング手法であり、市場構造の変化に焦点を当てています。

市場は常に真実を語っているわけではありません。

Candle Range Theory(CRT)とTurtle Soup(TS)を組み合わせることで、スマートマネーによる罠(フェイクブレイク)を見抜き、逆張りの高確度トレードが可能になります。

CRTとTSを組み合わせた戦略について解説し、どのようにトレードで活用できるかを紹介していこうと思います。

CRTとは?

まずは画像から貼りますね。

では、解説をば。

1番左のローソク足が基準となる足です。

次の足で高値を抜いて実体まで戻ってくるとCRTの完成です。

1本目が陰線ならば安値を抜いて戻ってきた場合ですね。

エントリーはCRT確定した場所から髭を作って戻ってきた場所なので、2本目の終値となりSLは基準となる足(1本目)の高値CRH(CandleRangeHigh)、TPはCRL付近、もしくは基準となる足の50%の所。

っていうのがCRTの基本となります。

…ただ、これじゃ負けるのよね

先程の画像の右側を貼りますね。

はい、損切りです。

そしてこのような事はとても多くあります。

CRT単体では勝てません。

SMCの考え方の基本となる流動性がそこ(基準足の外側)にあったのか?

ということがとても大事になります。

基準足の設定を間違えると機能しません。

基準足の設定はいくつか方法があるのですが、その1つがTSとなります。

では、TSについて解説します。

TSとは?

TSとはTurtleSoupの略です。

ですが、私の言うTSはTrendShiftも兼ねています。

TurtleSoupの条件として、

①直近20本の高値もしくは安値を更新すること。

②高値(安値)は直近4本以内であってはいけない。

③高値(安値)を更新した後、すぐに反転して戻ってくること。

画像を貼ります。

直近20本の最安値の下には流動性があり、その流動性を狩ってからの上昇となります。

turtlesが使っていた手法を美味しくいただくTS+1ってやつですが、そんな事はどうでもいいので興味ある人だけ調べてみてください。

では、このTSとCRTを組み合わせた戦略を書いていきます。

CRT+TSを使った基本戦略

まずはCRTの基準となる足ですが、何でも良いわけではないです。

その基準足が機能していなければ意味がありません。

〇で囲った場所がCRTの発生している場所です。

はい、ほぼ失敗してます。

何度も言いますが、CRT単体では全く使えません

この画像で言えば1番右のやつはFVGからの反転なので上昇してもいいはずですが…。

ではどうするのか?

CRTはHTF(High Time Frame)で見つけてください。

しかしそれだけでは画像のように失敗します。

そこでLTFに切り替えてTSしているかどうかを確認します。

TSしていれば流動性を狩って反転という可能性が高まります。

例えば4HでCRTを発見、15Mで流動性を狩った後の反転なのかを確認します。

これだけで精度はグンと上がります。

もう1つ言うならTSしていなくてもよいのです。

基準となる足がレンジであり、次の足でブレイクして戻ってくると言うのがそもそものCRTです。

レンジを組んだ後のフェイクブレイクからのsweepならPo3です。

OldHigh/Lowなどの流動性がある場所のフェイクブレイクなど、どんなバターンでも構いません。

CRT+TS戦略のセットアップ

基本はローソク足の形状や位置関係を利用し、市場の騙しを捉える戦略としてCRT(Candle Range Theory)とTS(Turtle Soup)を使います。

この戦略は、「一時的にレンジをブレイクして戻ってくる」というパターンを狙い撃ちするもので、逆張りでありながら再現性は高くなります。

①HTFでのCRTを見つける。

②LTFに切り替えTSやsweepで流動性を取った動きなのかを確認。

③そのままエントリーではなく、Retestを待ってセットアップ(FVGやOBなど)

④SLはTSやsweepの髭先、TPはHTFでの基準足の50%で部分利確、実体抜けで利確。

(MSSしていたら短期的なTrend Shiftと考えてHTFのIRLまで伸ばしても良い)

こんな感じですが、基準となる足の定義がしっかりしていれば問題ありません。

例えば、MondayRangeやOpeningRangeでもよいのです。

ついでなので、MondayRangeやOpeningRangeについても少し話します。

MondayRangeとOpeningRangeとは?

MondayRangeとはその名の通り、月曜日のHigh/LowをRangeとして活用する手法です。

このRangeから外に価格が出て再びレンジ内に戻ってきた場合にRangeをsweepしたと考えます。

Range内に戻る動きを否定した場合は、そちら側のトレンドとなります。

(Asia時間で14時~NY終了までがMondayRangeです。)

OpeningRangeはsessionごとに行います。

SessionOpenから10分~30分をRangeと定義しSweepからのRange抜けを狙う手法となります。

私はSession前30分~SessionOpen後45分あたりの動きを重要視していますが、この数値は各々で変えても良いと思います。

とにかく、CRT(CandleRangeTheory)の基準となるCandleとRangeをしっかり定義することが重要です。

まとめ

  • ①CRTで基準ゾーンを定義し、TSで騙しを見抜く
  • ②3本のローソク足構造でリスクを最小に、精度を最大に
  • ③裁量とロジックが融合した戦略で、逆張りでも高勝率が狙える

これがCRT+TSの利点です。

CRTは、チャート上における心理的な境界線を明確に引くためのツールです。

特定の時間・足を基準にすることで、スマートマネーがそのゾーンをどう使おうとしているかを読み取る「物差し」となります。

Turtle Soupのような逆張り手法との相性が抜群であり、フェイクブレイク+戻しエントリーという極めて実戦的な戦略を支える柱になります。

さいごに

さて、今回はCRT+TSについて書いたのですがCRTの基準となる足について知ってもらいたく、そのあたりを中心に書きました。

CRTの基準足が強いトレンドの最中である場合や、流動性をとっていない反転の場合は失敗のリスクが高くなります。

基準となるzoneや価格帯、時間をはっきりさせることを意識してください。

そして、くどいですがICTは推奨してません。

あくまで私個人の手法だと思ってください(CRT信者は沢山いますがほとんどの人はCRT単体で使っていません)。

では、またまたまとまりのない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ごきげんよう- ̗̀(ฅ˙꒳˙)💗

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