「手法だけでは勝てない。勝ち続けるために必要な“ルール”と“感情”のマネジメント」

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はじめに

さて、しいたけです。

今回はトレード手法ではなく、感情やトレードルールについて話していこうと思います。

私もすぐにお酒を飲んでしまい感情的なトレードで失敗してしまいます。

そこで自戒を込めてこのテーマでブログを書くことにしました。

なぜ「ルール」と「感情コントロール」が重要なのか?

ということはほとんどの人が実感していると思います。

トレードで勝てる手法というのは実はたくさんあります。

トレードでは戦略や技術だけでは破綻します、1番大事なのは「行動」です。

どれだけ知識があり、素晴らしい手法を持っていたとしても感情的なトレードではダメなのです。

重要なのは「一貫性」です。

では勝つためのルール作りについて書いていきます。

勝つためのマイルールとは何か?

トレードで勝ち続けるために必要なのは、「たまたま勝つこと」ではありません。

一貫して勝てる環境と習慣を自分の中に作ることです。

そのために必要なのが、**「マイルール」**です。

ここでは、勝っているトレーダーが必ず持っているマイルールの中核を、わかりやすく紹介します。

 ① 時間帯ルール —— 「戦う場所を選ぶ」

多くの初心者は、“いつでもエントリーできる” と思っています。

でも、マーケットには「勝ちやすい時間帯」と「負けやすい時間帯」があります。

例えば:

ロンドン市場(日本時間16:00〜20:00)

欧州の機関投資家が参入 → 一気にボラティリティ増加

NY市場(日本時間21:30〜25:00)

米指標やオープン後の勢いで、大きな流れが出やすい

ルール例:

「アジア時間はトレードしない。ロンドンとNYの前半のみエントリーを検討」

これは 勝ちやすい流れだけを選ぶ という、自分の守備範囲を明確にするルールです。

同じ時間帯を繰り返し観察することでSessionごとの特徴などが見えてきます。

自分の得意な時間帯を見つけてトレードしましょう。

 ② エントリー条件の明確化 —— 「曖昧な勝負をしない」

何となくチャートが下がってるから「売り」。

上がってるから「買い」—— これはカジノと同じギャンブルトレードです。

🧠 ルール化の一例(構造+シグナルの組み合わせ)

構造:CHoCHやBoSで方向確定

流動性:Asia High/Lowのスイープを確認

シグナル:FVG(Fair Value Gap)へのリトレース

トレンド:EMA20/50/100が順方向に並んでいる

これらがすべて重なったときだけ、エントリーする。

ルール例:

「構造 + Sweep + FVGリトレース + EMA順行が揃わない限り絶対に入らない」

自分で**“完璧に整った瞬間だけを待つ”**という判断基準ができると、無駄な負けが激減します。

これは自分の手法で構いません、本当のチャンスが来るまで待つことが重要になります。

 ③ 損切りとTPの固定 —— 「損小利大はルールで作る」

プロは全員「損切りが先に決まっている」と言います。

代表的な損益ルール

リスクリワード 2Rルール(例:リスク1万円なら、利益目標は2万円)

直近高値/安値にSL設定

TPはOB/ERL/Old Highなどの構造に固定

ルール例:

「SLは構造の直上/直下。TPは2RまたはERLで固定し、途中でいじらない」

ポジションを取った後の値動きに振り回されないためには、入る前にすべて決めることが大切です。

エントリー時にSLとTPを設定するのは基本中の基本です。

シナリオがしっかりしていれば問題ないはずです。

 ④ ポジションサイズの上限 —— 「破産しない=最強のルール」

負けが続いたとき、「ロットを増やして取り返したくなる」

これはトレーダー誰もが通るです。

でも、そこで自爆してしまえば、ゲームオーバーです。

だからこそルール化:

1回のトレード → リスク0.5%〜1.0%以内

1日最大リスク → 2%まで

2連敗でその日は終了など。

ルール例:

「連敗したら頭を冷やすためその日のトレードは終了。または2%損失に到達したらPCを閉じる」

などのルールを事前に決めておくことにより、冷静さを保ち、次のチャンスに備える余裕が生まれます。

締め:ルールは「自分を助ける武器」

マイルールは「自分を縛るもの」ではなく、

感情や焦りから自分を守る武器です。

トレードは「人間 vs 相場」の戦いではなく、

**「自分 vs 自分」**の戦いです。

勝ちたいなら、まずは自分のルールを守れる強さを育てることから始めましょう。

感情との戦い:「感情崩壊」があなたの資金を奪うとき

トレードで最大の敵は「マーケット」ではなく「あなた自身」です。

その中でも、とりわけ危険なのが「感情崩壊」。

では、どんな感情が、どんな失敗を生み出すのか?一つずつ見ていきます。

■ トレーダーを崩壊させる4つの感情

① 欲望(FOMO:Fear of Missing Out)

「今乗らないとチャンスを逃す!」

→ シグナルのない場所で無理にエントリー。

→ 結果、損切り → 焦り → さらに悪化。

② 恐怖(Loss Aversion)

「損切りしたくない。戻るかも…」

→ ルール通りに切れず、損失が拡大。

→ 気づけば取り返しのつかない含み損。

③ 執着(Revenge)

「さっきの負け、絶対取り返す!」

→ 条件も確認せずエントリー。

→ 精神が不安定なまま取引を重ね、さらに資金が減る。

④ 焦り(Impatience)

「今日まだトレードしてない。何か探さなきゃ…」

→ 自分のセットアップが来る前に手を出す。

→ 「勝ちたい気持ち」が「待つ力」に勝ってしまう。

■ 感情がもたらす典型的な3つの失敗パターン

 勝ち逃げできない → 過剰トレード(Overtrading)

「もうちょっと取れるかも」とポジションを重ねた結果、最終的に全戻し。

 損切りの遅れ → ルール無視(No Stop Discipline)

「切ったら損が確定する」と自分に言い訳してズルズル…

→ チャートも見たくなくなる状態へ。

 トレード回数が急増 → マーケットへの復讐(Revenge Trading)

一度の損失で冷静さを失い、条件も根拠もないままポジション連打。

🔑 対処法:感情に飲まれないための習慣

「入らない勇気」も実力のうち

トレード前に「セットアップ条件」を確認

連敗したら1日休むルールを作る

感情的なトレードしたくなったと感じたらチャートを閉じる

必要なのは「感情を持たないこと」ではなく、「感情を観察する力」。

勝つトレーダーは、自分の感情を“敵”としてではなく、“味方”として扱う訓練をしています。

あなたも、まずは自分の感情と向き合うことから始めてみましょう。

感情をコントロールするための技術

感情は「消す」ものではなく「整える」ものです。

そのためには、環境を整え、仕組みを作ることが一番の近道です。

🔹 Step 1:「環境」から整える

まずはあなたの“行動パターン”そのものを変えることから始めましょう。

 チャートだけ見る時間をなくす

“見てるだけ”のつもりが、気づいたらエントリーしてる

→ 分析とトレードの時間は完全に分けましょう。

分析は朝、トレードはNY前、など時間帯を固定します。

 トレード日誌で「感情の見える化」

「なんとなく不安だった」「強気になってた」

→ 感情を書くだけで客観視できるようになります。

どのような感情のときに失敗するのかを客観的に判断します。

 「負け=悪」という思考を捨てる

損失を過剰に恐れると、感情は暴走します。

→ 負けは検証の材料、”授業料”だと思うようにしてください。

感情の上下は「経験の証」として歓迎すべきです。

🔹 Step 2:「仕組み」でミスを未然に防ぐ

感情が暴走する前に、“冷静な自分”が作ったルールで先に止めておきます。

 事前にTP/SLを固定しておく(利確、損切りの自動化)

「もっと伸びそう」「戻るかも」で判断がブレるのなら、

→ エントリー前に必ずTPとSLを設定し、触らないようにしてください。

→ 実行するのは“あなた”ではなく“プログラム”にしていきます。

 トレード制限をかける(強制ブレーキ)

「勝つまでやめられない」は感情の奴隷です。

→ 1日3回、週15回までなどトレード回数に制限をかけることにより余分なトレードを減らします。

→ 限られた機会の中でこそ、精度が上がります。

 チェックリストが埋まらないなら「見送り」

根拠の薄いエントリーは、ほぼ感情に支配されています。

→ 「構造OK?」「FVGあり?」「時間帯は?」

→ ✅が3つ揃うまで絶対にクリックしないなどのルールを作ります。

🔑 感情を“力”に変える方法

感情を否定しない

感情を記録する

感情に触れる前に、ルールで先回りする

トレードは、感情と共に成長していく競技です。

整った環境と、守らせてくれる仕組みが、

あなたを「再現性ある勝者」に育ててくれます。

他人のルールを参考にする

トレードルールというものはたくさんの人がネット上に書いています。

いろいろな人のルールを参考に自分で守れるルール作りをしていくとよいです。

私はAIに私のルールを学習してもらい、それに沿ったセットアップをしています。

参考までに私のルールを貼っておきます。

何度も言いますが、トレードとは、マーケットとの対話ではなく、

「自分自身との対話」です。

勝つために必要なのは、勝てる手法ではありません。

「勝つまで待てる力」です。

シナリオが崩れてエントリーチャンスが来なかったなら、それは「負け」ではありません。

それは「参加しない勇気」を試された瞬間です。

エントリーできない日があっても、ルール通りにやっても負ける日があったとしても問題ありません。

ですが、「ルールを守れなかった日」が続くと、それはいつしか“取り返しのつかない習慣”になる。

だからこそ、

感情が乱れたらチャートを閉じる

シナリオが崩れたら次のチャンスを待つ

期待値を積むこと”だけに集中する

などのルールを守ってください。

それが、あなたを長く戦えるトレーダーへと育てていきます。

マーケットでは、「正解」より「規律」が勝つようにできています。

まとめ

勝つための習慣とは?

トレードは“再現性のスポーツ”です。

勝つことより、「同じ行動を繰り返せるか」がすべてです。

1回のラッキーより、「ルール通りの敗北」の方が価値があります。

「勝った理由が説明できない勝ち」は、いずれ再現できなくなります。

感情・環境・状況に左右されない“型”こそ、最大の武器となります。

一貫した行動が、やがて習慣を生む

勝てる人は、勝とうとしていない、 ただ「ルールに忠実な人」です。

1日1日の勝敗ではなく、「積み重ねた意思決定の質」が成績になります。

毎回、チェックリストでエントリー条件を確認してください。

毎日、トレード後に記録を残す習慣をつけてください。

たったこれだけの行動が、1年後の口座残高を変えることにつながります。

あなたの「戦略」+「ルール」+「感情管理」

戦略: あなたが“信じている型”は何か?(例:LRLR+FVG+構造)

ルール: いつ、どのようにエントリーし、どこで手を引くか?

感情管理: 自分の「心の動き」を観察し、ルールに従える環境を整えているか?

この3つがかみ合ったとき、あなたはただのトレーダーではなく、

「意思ある実行者(Decision Maker)」としての本物のトレーダーになります( •̀ω•́ )✧キリッ

最後に

偉そうにツラツラと書いてきましたが、まだまだ私も未熟な点が多くルールを守れないことが多々あります。

特にお酒は要注意です。

しかし、自分のルールをきちんと作って守ろうとしていく意識がなければいつまでも成長できません。

明確なルールを作っください、手法が優れていてもルールを守れなければ資産は守れません。

プロップでよく言われる”一貫性ルール”は自分を守るためのルールです。

(ロット一貫性には多少の疑問をもっていますが…。SL金額に一貫性があればセットアップ毎にロットが変わるのも仕方ないと思っています。)(しかしながら、決められたルールに対応しなければいけないのは当然です。)

では今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

ごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ🍄

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