ローソク足チャートの超基礎と「最初に知るべき3つのポイント」

トレード戦略

はじめに

さて、しいたけです。

FXや株のチャートで一番よく目にするのが「ローソク足」。

でも、「赤や緑の棒が並んでるだけで、どう見ればいいの?」と感じていませんか?

今回は、超初心者の方でもわかるように、ローソク足の基礎と「最低限おさえるべき3つのポイント」をまとめます。

チャートを見て次の値動きを予測するのは、案外たのしいものですよ。

では、早速…。

ローソク足とは?

ローソク足は、

「ある一定期間の値動き(始値・高値・安値・終値)」を1本で表現する、日本発祥の伝統的なチャートです。

始値(Open):その期間の最初の価格

高値(High):その期間で最も高かった価格

安値(Low):その期間で最も安かった価格

終値(Close):その期間の最後の価格

例えば「1時間足」なら、1時間の値動きが1本に。「日足」なら1日の動きが1本になります。

ローソク足の形の基本

■ ボディ(胴体)

始値と終値の間の太い部分

終値が高ければ「陽線」(多くは緑や白)

終値が安ければ「陰線」(多くは赤や黒)

■ ヒゲ(シャドウ)

高値・安値までの細い線部分

上ヒゲ…高値、下ヒゲ…安値

画像の始値から終値の太い部分がボディ(実体とも言われます)、細い線がヒゲです。

最初に覚えたい3つのポイント

① ヒゲの長さ

上ヒゲが長い…上昇後に売られた(上で売り圧力)

下ヒゲが長い…下落後に買われた(下で買い圧力)

② ボディの大きさ

大きいボディ…強い勢い(トレンド)

小さいボディ…迷い(レンジ・反転前の静けさ)

③ 並びのパターン

「同じ方向の大きな陽線や陰線が続く」=強いトレンドの兆し

「小さなローソクが並ぶ」=迷い、様子見

実際のチャートでみてみよう

まずは、ボディよりもヒゲが長いローソク足です。

左下の丸で囲ったところは、始値から1度下落をしたのちに買い圧力によって押し戻されたということです。

右上の囲ったところは、逆に上昇ののち売り圧力によって押し戻されています。

買いと売りの圧力が逆転した、トレンド転換の兆しとなる重要なローソク足となります。

では次はボディの大きさを見ていきます。

ボディが小さいときはレンジ相場(方向性がハッキリしていない相場)になりやすく、逆にトレンドがハッキリするとボディが大きくなります。

最後にローソク足の並びです。

同じ色のローソク足、例えば上昇の緑の足(陽線といいます)や、下降の赤い足(陰線といいます)が連続して並ぶとトレンドを示唆するものとなります。

当然ですが上昇トレンドでは陽線が、下降トレンドでは陰線が多くなりますので同じ色のローソク足が続く場合はトレンドが出ている(出始めている)と考えてもよいです。

よくある初心者の疑問

Q1:「陽線と陰線が連続したらどうなるの?」

A:

陽線(上昇)が連続すれば「買いが強い」サイン、

陰線(下落)が続けば「売りが強い」サイン。

ただし、連続した後に“転換サイン”が出ることも多いので、必ずしも連続=続伸・続落とは限らないのがチャートの難しさです。

Q2:「ローソク足が小さくなってきたらどう読む?」

A:

小さいローソク(=ボラティリティ低下)が増えてきたら、

**市場が「迷っている」「パワーを溜めている」**状態。

このあと大きく動く(ブレイクアウト)前兆であることも多いので、注意深く観察しましょう。

Q3:「ヒゲが極端に長い足が出るとどうなる?」

A:

市場参加者の“だまし合い”やストップ狩りが発生した可能性。

一度その方向に振って、その逆方向に本命の動きが出ることが多いです。

→「ヒゲの逆方向」を意識するのもコツ!

Q4:「足が“十字”みたいになったときは?」

A:

始値と終値がほぼ同じ=「十字線」「ドージー」。

買いと売りの勢力が拮抗している=方向感迷い中です。

この後、どちらかに大きく動くことも。

Q5:「時間足によってローソクの意味は変わる?」

A:

意味は同じですが、“どのくらいのスピード感・影響度”かが変わります。

たとえば「日足」の大陽線は、大きなトレンドの始まりや終わりを示すことが多く、

「1分足」の大陽線は、一時的な動きで終わることも多いです。

Q6:「ローソク足の色は自分で変えられるの?」

A:

はい、多くのチャートツールでは自分で好きな色にカスタマイズ可能です。

「緑=陽線、赤=陰線」が一般的ですが、

慣れてきたら自分の好きな配色にすると見やすさアップ!

Q7:「大きな陰線が出た後、すぐに陽線が出るとどうなる?」

A:

「包み足(エンゴルフィンバー)」などの反転パターンが発生しているかも。

  • 大陰線→大陽線:底打ち・反発サイン
  • 大陽線→大陰線:天井・下落サイン
    ただし、「騙し」もあるので他のサインも合わせて判断しましょう。

Q8:「ローソク足の並びだけで売買判断できる?」

A:

“パターンだけでのエントリー”は初心者ほど危険!

トレンド・サポートライン・出来高など他の要素も必ず合わせて考えることが大切です。

少し知らない言葉があったかもしれません。

わからないことは聞いてくれて大丈夫です。

XにDMしてください。(@chome_0310a)

まとめ

ローソク足は「市場の物語」です。

ボディとヒゲを観察するだけで、どこで戦いが起きて、誰が勝ったのかが見えてきます。

次回は「ローソク足パターン編」!実戦で役立つ形と、ダマシに合わないコツを紹介します。

最後に

ローソク足は、たった1本でも「その期間に何が起きたのか?」を教えてくれる魔法の棒です。

例えば、長い下ヒゲの陽線が出たら——「一時は売られたけど、結局買いが勝った」ことを意味します。

逆に、長い上ヒゲの陰線なら——「一度は高くなったけど、最後は売りが優勢で終わった」。

こうした小さなサインを拾うことで、あなたもチャートの裏側で起きている“戦い”を読めるようになります!

とはいえ、まだまだローソク足の見方を覚えただけです。

市場参加者の心理を読むのはもう少し先になります。

基本が大事ですので、少しづつゆっくり覚えていきましょう。

今回も最後までおつきあいくださりありがとうございました。

では、ごきげんよう🍄

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