移動平均線とグランビルの法則~JLINEで学ぶ超初級インジ活用~

トレード戦略

はじめに

さて、しいたけです。

これまで「ダウ理論」「Market Structure」「トレンドラインとレジサポ」を学び、相場の“形”を目で捉える力を育ててきました。

今回からは、実際にチャートに表示できる インジケーター を学びます。

最初に扱うのは、初心者にも超人気の「移動平均線」。

さらに、その移動平均線を使った有名なエントリールール グランビルの法則 を学び、JLINEインジケーター を紹介します。

JLINEを使うにはTradingViewの登録が必要ですので、まだ登録してない方は過去のブログから登録を済ませておいてください。

では、早速…

移動平均線(Moving Average, MA)とは?

①基本の考え方

画像の緑、青、橙の3本の線が移動平均線です。

緑が過去20本の終値の平均(短期)、青は50本(中期)、橙は100本(長期)となります。

値は好みで変えることができます。

移動平均線とは、

過去の一定期間の価格を平均して線で結んだものです。

価格の「平均的な流れ」を見える化してくれます。

移動平均線が右肩上がりなら上昇傾向、右肩下がりなら下降傾向というようにトレンド判断の基準となります。

②主な種類

MAにはたくさんの種類がありますが今回はSMAとEMAに限定して話していきます。

1. SMA(単純移動平均線):シンプルに平均を取る。なめらか。

2. EMA(指数移動平均線):直近の値に重みをつける。反応が早い。

※初心者は、反応が分かりやすい EMA を使うと理解が早いです。

③実際の使い方

ローソク足の位置で強弱を見る(上なら買い優勢、下なら売り優勢)

傾きでトレンドを見る(上向き=上昇傾向、下向き=下降傾向)

複数本を組み合わせることでトレンドの強さを見る(例:EMA20, 50, 100)

グランビルの法則とは?

では、MAを使った代表的な手法のグランビルの法則について書いていきます。

アメリカのアナリスト「ジョセフ・グランビル」が提唱した、移動平均線と価格の関係から売買のタイミングを判断する法則です。

まぁ、そんなことはどうでもよいのですが、過去の偉人に対してリスベクトの意味での紹介です。

グランビルの法則には全部で8つのパターン(買い4つ、売り4つ)があります。

難しそうに聞こえますが、基本は「価格が移動平均線を抜けたり、離れたり、戻ったりする動き」をルール化したものです。

買いの4パターン(ロングエントリー)

買い①(最重要)

状況:価格が移動平均線を下から上へ抜けたあと、いったん戻って移動平均線に触れる。

理由:下降から上昇へ転換する場面。

抜けた後の「押し目」が絶好の買いポイントです。

トレンドが転換するタイミングとなります。

買い②

状況:すでに価格は移動平均線の上にあり、移動平均線自体も上向き。そこへ価格が一度下がってきて移動平均線にタッチした所。

理由:強い上昇トレンド中の「一時的な休憩」から再び上昇に転じやすい。

すでにトレンドが出ている状況での押し目買いです。

買い③

状況:価格が移動平均線から大きく下に乖離(離れすぎ)てしまった所。

理由:行き過ぎた下落は、やがて反動で平均に近づこうとする。

強いトレンドの戻しを狙う戦略。逆張りのためタイミングが難しい

買い④

状況:移動平均線が横ばいから上向きに転換し、価格がその下から上へ抜ける。

理由:下降やレンジが終わり、上昇へ切り替わる初動。

Fake(騙し)も多く見極めが難しい。

売りの4パターン(ショートエントリー)

買いのエントリーパターンと逆にしただけですので、詳細は控えます。

一般的に使用するMAは200MAが多い印象ですが、私の場合はMAを帯として使用します。

ですからこの先は、純粋なグランビルとは異なると思って読み進めてください。

使用しているMAの帯はEMA20.50.100の3本全てのEMAが上向きの場合はパーフェクトオーダーとして緑色に帯のらいろが変わります。

逆の場合は赤色、どちらでもない場合は黄色です。

パーフェクトオーダー時に帯よりも価格が下にある時は強い下降トレンドとみなします。(上にある場合は強い上昇トレンド)

まず、初心者のうちは①と②を狙ってください。

このインジケーターの仕様権限に関しては後述します。

MA”使った一般的な手法

①ゴールデンクロス & デッドクロス(GC&DC)

ゴールデンクロス(買いサイン)

短期のMA(例:20EMA)が長期のMA(例:50EMA)を下から上に抜ける

上昇トレンドに転じる可能性が高いとされます。

初心者にも人気の「トレンド開始サイン」となります。

デッドクロス(売りサイン)

短期MAが長期MAを上から下に抜ける

下降トレンドに転じる可能性のサインです。

シンプルで視覚的にわかりやすいですが、ダマシも多いと覚えてください。

上位足の方向と組み合わせると信頼度アップとなります。

反応を早くしたい場合は短期MAの期間を短くすると良いです。

トレンドフォロー(MAの傾きに従う)

移動平均線が右肩上がり → 上昇トレンド

移動平均線が右肩下がり → 下降トレンド

価格がMAより上にあるときは買い優勢下にあるときは売り優勢となります。

初心者は「移動平均線の傾き+価格の位置」だけで、トレンドの方向を判断できます。

無理に逆張りせず、MAの流れに従うのが王道となります。

押し目買い・戻り売り(MAを基準に待つ)

上昇トレンド中:価格がMAまで戻ってきたら「押し目買い」

下降トレンド中:価格がMAまで戻ってきたら「戻り売り」

「グランビルの法則①」とほぼ同じ発想です。

複数MAのパーフェクトオーダー

短期MA、中期MA、長期MAを並べて表示します。

順序がきれいに並んでいるとき(例:上昇なら短期>中期>長期)は、トレンドが強い状態となります。

これを「パーフェクトオーダー」と呼びます。

初心者は「整列している=その方向に乗る」と覚えればOK。

整列が崩れてきたら、トレンドが弱まっているサインです。

MAを使ったレンジ判定

MAが横ばいで、価格が上下に行ったり来たりしているとき → レンジ相場です。

トレンドが出るまでは「見送る」ことができます。

MAを使えば「トレンドかレンジか」を簡単に判別できるます。

初心者は「レンジで無理にトレードしない」のが大事です。

方向性が出るまで待ちましょう。

まとめ

移動平均線は「価格の平均的な流れ」を視覚的に示すシンプルな道具です。

王道の使い方は以下の5つ:

1. ゴールデンクロス/デッドクロス

2. MAの傾きでトレンドを判断

3. 押し目買い・戻り売り

4. パーフェクトオーダー

5. レンジ判定

JLINEインジケーターについて

まず、このインジケーターは一般に解放されていません。

開発者の許可がないと使うことができません。

使用権限は私のクーポンコードを使ってプロップファームのチャレンジを購入することてす。

購入後、XのDMに購入画像を送ってくれれば3ヶ月の権限を付与します。

JLINEには3本のMAの他、ボリンジャーバンドとRRというインジケーターも入っています。

インジケーターを使って実際にトレードをするので簡易的な買い/売りのサインも出します。

JLINEインジケーターの画像を貼りますね。

このインジケーターを使わなくても、MAを3本表示させてボリンジャーバンド、RSIを入れれば同じようなことができます。

最後に

今回は移動平均線とグランビルの法則について書いていきました。

少しJLINEのインジケーター宣伝もありましたが、使わなくても問題ありません。

JLINEにも搭載されているボリンジャーバンドやRSIなどその他のインジケーターの使い方などは次のブログで書いていきます。

チャートがインジケーターだらけになると見にくくなりますが、慣れてくればインジケーターなんぞ表示させていなくてもどうなってるのかわかるようになります。

その為にまずは使ってみることです。

前回に学んだトレンドラインや水平線、これらとインジケーターの重なりがエントリーポイントとなります。

グランビルやインジだけを根拠にするのではなく、1つずつ覚えて複数根拠の重なる場所を見つけていきます。

では今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

ごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ🍄

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