はじめに
さて、しいたけです。
前回のブログでN値、E値、V値について書いていきました。
相場で多くのトレーダーが気にするのは、
「どこまで伸びるか」
「どこで反発するか」
これを測る方法の代表格が N値を応用したNT値 と フィボナッチ です。
どちらも「波を基準にターゲットを探す」点は同じですが、考え方に違いがあります。
1つずつ解説し比較していきます。
では、早速……
NT値とは?
NT値はN値に調整幅を加えた測定値です。
相場は常にきれいなN字を描くわけではなく、途中で大きな押し戻し(調整)が入ります。
その押し戻し幅を考慮して「次のターゲット値」を計算するのがNT値です。
N値よりも実践的で、実際のトレンド分析に使いやすいのが特徴です。
計算方法
最初の波(A→B)の値幅を測る→例:100円上昇
押し戻し(B→C)の値幅を測る→例:30円下落
Cから次の上昇を想定
NT値=(A→B)+(B→C)=100+30=130円上昇
押しが深いほど、次の波も大きくなりやすいという考え方です。
(ボラティリティの拡大)
具体例
A:100円 → B:200円(上昇100円)
B:200円 → C:170円(下落30円)
NT値:100+30=130円上昇
目標値:C(170円)+130円=300円
200円で一旦押したけど、NT値的には300円を目標にしやすくなります。
N値との違い
N値:最初の波と同じだけ伸びる → 基本形
NT値:押し戻しも加味して伸びやすさを測る → 応用形
トレンドが長く続くとき、N値よりNT値の方が効きやすいことが多くなります。
実戦での使い方
利確ターゲットの目安
→ エントリー後に「N値」「NT値」を両方表示して、どこまで伸びるか判断
トレンド強弱の判定
→ N値に届かず失速 → 弱い
→ NT値に届く → 強い
フィボナッチとの組み合わせ
→ 61.8%押しからの上昇は、NT値と一致しやすい。
(フィボナッチについては後述)
注意点
押しが深すぎる場合(例:全戻し近い)は機能しにくくなります。
レンジではあまり有効ではありません。(トレンド専用)
数字は「ゾーン」として扱う(1pips単位でピタリ反応はしない)
まとめ
N値が相場の“基本のリズムなら、NT値は押し戻しを含めたリアルなリズムです。
数字で測ることで、相場の強弱を客観的に判断できます。
次にチャートを見るときは、ぜひ N値とNT値を並べて比較してみてください。
フィボナッチ retracement & extensionとは?
フィボナッチとは?
数学者レオナルド・フィボナッチが発見した**フィボナッチ数列(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13…)**から導かれる比率を相場に応用したものです。
自然界の形や人間心理に深く関わる「黄金比(0.618)」をベースに、相場でも価格の調整幅や伸び幅がこの比率に従いやすいと言われています。
※世界中のトレーダーが注目しているため、「多くの人が同じラインを意識する → 実際に効きやすい」特徴があります。
フィボナッチ retracement(押し戻し)
役割:上昇や下降の途中で「どこまで押しやすいか・戻しやすいか」を測ります。
代表的な比率
• 23.6% … 浅い押し。強いトレンドで見られる
• 38.2% … 浅めの押し目。よく意識される
• 50.0% … 半値戻し(厳密にはフィボ比率ではないが多く使われる)
• 61.8% … 黄金比。もっともよく効く押し戻しライン
• 78.6% … 深めの押し目。ギリギリでトレンド継続するケース
使い方
• A→Bの上昇後、Cで押し目を待つとき
• BからAにフィボを当てて「38.2%、50%、61.8%」を候補として観察します。
• 反発すれば押し目買い/戻り売りのチャンスとなります。
フィボナッチ extension(エクステンション)
役割:押し戻し後、「どこまで伸びるか」を測ります。
代表的な比率
• 100% … N値相当(最初の波と同じだけ伸びる)
• 127.2% … 拡張形(軽いE値イメージ)
• 161.8% … 黄金比の拡張。強いトレンドの典型ターゲット
• 200%、261.8% … 大きなトレンド時の伸び目安
使い方
• A→B→Cの波を作ったとき、Cから上昇(または下降)が始まったら
• A→Bの波を基準にCからフィボを引いて、**100%、127%、161.8%**を利確ターゲットにします。
フィボナッチとN値/NT値との違い
• N値/NT値:値幅をそのままメジャーで測る
• フィボナッチ:自然比率を基準にゾーンを測る
N値は「相場のリズムをそのまま数値化」、フィボは「世界中の参加者が見る心理ライン」と考えると整理しやすくなります。
注意点
フィボナッチは 単独で未来を当てるものではありません。
必ずレジサポ、MS(CHoCH/BoS)、インジ(MA/JLINE)と合わせてください。
押しが61.8%を超えて深すぎる場合 → トレンド転換の可能性が強くなります。比率は「ゾーン」として柔軟に扱います。(NT値と同じく1pips単位で止まるわけではありません。)
まとめ
フィボナッチは未来を予言する魔法ではありません。
けれど、世界中のトレーダーが同じ比率を見ているからこそ“自動的に効く”場面が多くなります。
N値が相場の“物差し”なら、フィボナッチは“世界共通の座標”です。
相場の押し目・戻り目を測るとき、ぜひ一度フィボを引いて確認してください。
NT値 vs フィボナッチ
NT値とフィボナッチの比較

併用のコツ
- NT値とフィボの一致ポイント = 最強のサポレジ候補です。
- 例:NT値が300円、フィボ161.8%もほぼ同じ → 多くの参加者が注目 → 強い反応が出やすくなります。
- どちらか一方だけよりも、両方重なるゾーンを待つと精度が上がります。
NT値は相場のリアルな足跡、フィボナッチは世界が注目する心理的座標。
この2つを重ねることで、チャートに“数字の裏付け”と“心理の共通認識”が加わります。
次の波を読むときは、ぜひNT値とフィボを併用してみてください。
さいごに
今回はフィボナッチとNT値について書いていきました。
ほんとにフィボの値って止まるんですよね。
私も含めてSMCトレーダーの中にもフィボを併用している人がたくさんいます。
ただ、単独でというよりは他の根拠と重なった時です。
これまで学んできたことを1つ1つ検証していき、自分なりのトレード方法を見つけることが重要だと思います。
今回は画像もなく文章ばかりで読みにくかったかもしれません、特に説明用に画像を貼る必要もなかったので。
では、今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ🍄
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