はじめに
さて、しいたけです。
今回はMS(市場構造(Market Structure))の継続や破壊(転換)について、CHoCHとBoSを用いて書いていきたいと思います。
ダウ理論を簡潔にしたようなものだと思ってもらえればよいです。
では、早速…
CHoCHとBoSとは?
CHoCH(Change of Character)とBoS(Break of Structure)は、FXや株式などの金融市場におけるテクニカル分析で用いられるスマートマネーコンセプト(SMC)に関連する重要な用語です。
これらは市場構造(Market Structure)を分析し、トレンドの継続や転換を判断するためのものです。
では、1つずつ説明していきます。
HigherHigh とLowerLowについて
CHoCHとBTCの前に市場構造について少し説明します。
Higher High(HH)とLower Low(LL)は、テクニカル分析において価格チャートのトレンドを判断するための重要な概念です。
これらは、価格の動きが上昇トレンド、下降トレンド、またはレンジ相場(横ばい)にあるかを把握するのに役立ちます。
HHやLLが続いている限りトレンドは継続しています。
また、上昇トレンド中の押し目(前の安値より高い安値をつけること)をHigher Low (HL)と言い、買い手が価格の下落を支えていることを示します。
同様に下降トレンドではLower High (LH)(前の高値より低い高値をつけること)で売り手が価格の上昇を抑えていることを示します。

トレンドが強い時はHH🔄HLやLL🔄LHを交互に繰り返していくが、トレンドの節目ではHH→LHなど高値更新に失敗することになります。
ダウ理論で言うところの、上昇トレンドでは高値、安値ともに切り上げる。下降トレンドでは高値、安値ともに切り下げる。というものです。
このあたりを踏まえてBoS、CHoCHの説明に入ります。
BoS(Brak of Structure)とは?
BoSとは市場構造の「ブレイク(突破)」のことをいいます。
トレンドが継続する際に、価格が直近の高値(Peak)や安値(Trough)を更新する現象です。
上昇トレンドでは、新しい高値が直近の高値を上抜く(HHを更新する。)
下降トレンドでは、新しい安値が直近の安値を下抜く(LLを更新する。)
上昇トレンドでは直近高値(HH)を更新することによりトレンドが継続されます。
ですので価格は直近高値(HH)を目指して上昇していきます。
HHを更新したのちに押し目(HL)を作り、新しいHHを目指して上昇します。
このHHを更新したタイミングがBoSとなります。
BoSはトレンドフォロー型のトレードをする場合に非常に重要となります。
高値、安値の更新(BoS)に失敗した場合はトレンド転換の可能性を示唆します。
また、BoSを更新したとしてもローソク足の実体ではなく、髭で更新した後に下落が始まった場合はトレンドが弱くなっていると考えます。
CHoCH(Change of Character)とは?
トレンドフォロー型のトレードで使うBoSに対して、CHoCHは逆張りトレードの指標として使います。
上昇トレンドの押し目となるHLの更新(下降トレンドの場合はLH)の更新に失敗し、HLを割り込んだ場所がCHoCHとなります。

CHoCHはトレンド転換する際の最初のプライスアクションとなります。
こちらもBoSと同様にローソク足の実体で更新することが重要です。
髭で更新した後に反転した場合、SH(StopHunt)を狙ったFakeの可能性があります。
さきほど言いましたがCHoCHはトレンド転換の最初のプライスアクションとなるため、利確や損切りが溜まりやすく流動性があります。
流動性狩りでのトレンド継続もありますので、実体での更新を確認してください。

CHoCHはMSS(Market Structure Shift)市場構造の変化ですので、トレードする場合は逆張りとなります。
また、前回のブログで書いたERL🔄IRLの動きのERLとなりますので、更新した後に反転してIRLを目指すことも多々あります。
MSSからのFVGでの反転はSMCにおけるユニコーンモデルとなるため、是非活用してください。

画像でわかる通り、右肩上がりの逆三尊となりますのでTPはもっと上でも大丈夫です。
部分利確などを含めて自分なりのセットアップを作ってみて下さい。
高値、安値ともに切り上げが完了していますので、市場構造が変化(MSS)しています。
再びCHoCHを確認するまではBoSを使ったトレンドフォローのトレードに切り替えてください。
最後に
今回は市場構造の変化や継続をCHoCHとBoSを使って書いていきましたが、ダウ理論は大昔からある基本的な考え方です。
ですが、SMCか昔からあるものなのかなどはどちらでも良いのです。
今後書いていくMMXMやOHLC、その他の手法などはこの昔からある基本的な考え方を理解していないと形だけでトレードするパターントレードとなってしまいますので書いています。
SMCの基本的な考え方は大口の動きに追随することです。
流動性のある場所を見つけ、価格がどこに向かっていくのかストーリーを作ってセットアップをします。
その根拠が崩れる場所がSLです、どのような根拠でエントリーしてどこへ価格が向かうかがわからないとストーリーはつくれません。
これまで書いてきた基本を理解してから次のブログへと進んでください。
まとまりのない文章に最後までお付き合い頂きありがとうございました。
では、ごきげんよう。
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