OrderBlock(OB)とBrakerBlock(BB)とは?

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はしめに

さて、今回はOBとBBについて書いていこうと思います。

まず最初に伝えておきたいことは、そこに流動性があるかどうかというのがとても大事になるということです。

形だけOBであっても、そこに流動性がなければ全く意味がありません。

大事なのは流動性です、そのあたりを前提として解説していきます。

OrderBlock(OB)とBrakerBlock(BB)とは?

OrderBlock(オーダーブロック)とBreakerBlock(ブレーカーブロック)は、FXや株式などのトレードで用いられるテクニカル分析の概念で、主にSmartMoney(機関投資家や大口投資家)の動きを捉えるために使われます。

SmartMoneyが大量な注文を入れた場所とされ、レジサポとして機能します。

以下にOrderBlockとBrakerBlockを個別に解説します。

OrderBlockとは?

スマートマネーが大量の注文を入れた価格帯で、市場の反転や継続のポイントとして機能するゾーン。

需要(Demand)または供給(Supply)のエリアとされます。

価格がこのゾーンに戻ると、反発や吸収が起こりやすいゾーンとなります。

種類として

Bullish OrderBlock: 価格上昇前に形成される需要ゾーン(買い圧力が強い)。

Bearish OrderBlock:価格下落前に形成される供給ゾーン(売り圧力が強い)。

画像では上昇前のゾーンを赤、下落前のゾーンを黄色で囲いました。

ここを抜けると構造破壊が起きてしまい、トレンドの継続が難しくなります(Fakeについては別の機会に)。

次の画像は、それ以前のSmartMoneyが動いたと思われるゾーンを青で囲いました。

このゾーンでの反転や停滞はある程度、予測ができます。

基本的にこのようなSMが流入したと思われるところをOBとして認識し、赤や黄色の細かいところはBrakerBlockとして活用してください。

見分け方として、直前の強いトレンド(例: 上昇/下降)の最後の推進波の直前に形成されるローソク足やゾーンです。

多くの場合、価格が急激に動く前の蓄積ゾーンや大きな髭をつけて戻ってきたローソク足となります。

活用方法はエントリーポイントとして使用し、価格がオーダーブロックにタッチした際に、反発を確認して買い/売りを行います。

価格が急落する前の最後の陰線(Bearish OrderBlock)は、売り手が再び参入する可能性が高いゾーンだと認識してください。

BrakerBlockとは?

まず、Brakerというものから説明します。

SMC以外では、ロールリバーサルなどと呼ばれています。

レジスタンスを突破した後にサポートとして使われることとなるラインです、レジサポ転換ですね。

黒のラインを入れてあるところがBrakerとなります。

上昇トレンドの押し目(赤のゾーン)を価格が割り込んだことにより、トレンド終了の可能性を示唆します。

この後、高値の更新に失敗すればトレンド終了です。

(HTFで見ればただの押し目になりますが)

トレンド終了の確認、下降トレンドのサポートとして機能するのか、これを確かめるためにかなりの確率でこの価格帯をRetestします。

見事、サポートとして反転できたならトレンド転換です。

この赤のゾーンで髭をつけて下降ならば良いセットアップができます。

私ならこのようなセットアップをします。

ここでSLになるようならHTFの押し目と考え、高値更新のまでのロングを検討します。

BrakerBlockについてまとめます。

BreakerBlock(ブレーカーブロック)

市場構造が転換する際に形成されるゾーンで、OrderBlockが「破られた」後に新たな役割を持つエリアで市場のトレンド変化を示します。

市場構造の変化(MSB/Choch)

MSB(Market Structure Break)やChoch(Change of Character)とも関連し、トレンドが崩れて新たな方向性が示されます。

元々のOrderBlockや重要な高値/安値を突破した後、そのゾーンが新たなサポート/レジスタンスに変化。

Bullish BreakerBlock:下落トレンドが終わり、上昇トレンドに転換する際に形成。

Bearish BreakerBlock:上昇トレンドが終わり、下落トレンドに転換する際に形成。

見分け方として価格がOrderBlockや高値/安値を突破し、その後リテスト(再訪)するゾーン。

突破後のローソク足パターン(例: 強い陽線/陰線)が重要です。

活用方法としてはリテスト時のエントリーポイントとして使用し、価格がBreakerBlockにタッチして反発するタイミングを狙います。

OrderBlockとBreakerBlockの関係

OrderBlockは市場の「溜まり場」として機能し、BreakerBlockはそれが破られた後の「次の展開」を示します。

トレード戦略としてOrderBlockはトレンド継続を狙う際に有効(例: 押し目買い/戻り売り)、BreakerBlockはトレンド反転や構造変化を捉える際に有効(例: リテスト後のエントリー)です。

両者は市場の流動性(Liquidity)と関連が深いので、スマートマネーが流動性を「狩る」動きを理解することが重要です。

まとめ

HTF(4Hや日足)でゾーンを特定し、短期足(15Mや1H)でエントリーのタイミングを計ります。

ゾーン外でのSL設定や、ローソク足パターンの確認(ピンバー、包み足など)を併用して反転を確認してください。

OrderBlockはスマートマネーの注文が集中する価格帯で、トレンド継続や反発の基点サポート/レジスタンスとして機能します。

BreakerBlockは市場構造が変化し、OrderBlockや高値/安値を突破した後に形成される新たなゾーンでトレンド転換を捉えます。

MTF(複数の時間足)で両者を組み合わせ、市場の流動性や構造変化を読みながらトレードプランを構築していきます。

さいごに

OBやBBも基本的なことですが、大事なのはそこに流動性があるかどうかです。

OBだと思っていた所の先に流動性があることも多々あります。

最後のまとめとしては少し長くなりますが、大事なことなのでご勘弁を。

機関投資家は流動性を取りにきます。

それが我々のSLだとしても、そこに流動性があればよいのです。

例えば110円で買いたい人がたくさんいて、90円で売りたい人もたくさんいるのを知っていた場合に、90円で大量に仕入れて110円で売りさばくということをすると思います。

StopHuntの基本です、レンジを形成してからレンジを下に突破します。

そこにロングの損切りやブレイク狙いの売り手がたくさんいることを彼らは見えています、安く買い集めてから上昇しショートの損切りやロング勢に売りさばきます。

流動性がどこにあるのかを考えて戦略を立ててください。

稚拙な文章におつきあいくださりありがとうございました。

では、ごきげんよう。

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