SMCにおけるユニコーンモデルとは?

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はじめに

さて、しいたけです。

過去4回のシリーズでは、FVG.OB.BB.ERL🔄IRLなどの基本的な知識を詰め込んできました。

手法の前にもう少し知識として増やしておきたいところではあるのですが、それでは楽しくないのですよね。

得た知識を使って仮説を立ててエントリー、SLとTPをセットアップしたくなりますよね。

そこで今回は少し早いですが手法を書いていこうと思います。

SMCではユニコーンモデルと言われるような手法となりますので、是非覚えてください。

では、早速……

ユニコーンモデルとは?

ユニコーンモデルは、市場の価格変動における「リトレースメント(戻り)」を利用して、トレンド反転や継続のポイントを特定する戦略です。

高い信頼性が特徴で、複数の市場(FX、株式、商品、暗号資産)で有効とされています。

私もよくセットアップする形ですが、失敗することはもちろんあります。

小さなリスクで大きなリワードを狙う戦略(最低でも2RR以上)で勝率は50%程度というところでしょうか?

誰でも同じようなセットアップができるのですが、海外ではSMCはもう使えないと言われるほどに認知されています。(皆が同じ手法を使うことにより、ENやSLが偏りやすくその流動性を狩りにくる)

ですが、繰り返し検証することでSLやENの精度が上がり勝率やRRも上がります。

ではユニコーンモデルについて書いていきます。

ユニコーンモデル①

今回は手法の紹介なので、余計な説明はできるだけ排除しますね。

まずは画像を。

FVGとブレイカーブロックが重なるエリアがこのユニコーンモデルの核心です

このゾーンは、市場の反転や継続の可能性が高い「高確率ゾーン」とされます。

このエリアをユニコーンゾーンと呼び、反転を狙います。

SLはユニコーンゾーンを実体抜け、TPは直近のERLもしくはOldHigh/Lowです。

BrakerBlockでの反転はトレンド転換のサインですので私の場合は強気にOldHigh/LowにTPを設定します。

SLを通過してしまった場合は、再びこのゾーン下限付近、での反発を確認できたらSweepとなりますのでドテンでのポジション構築も検討します。

ユニコーンモデル②

では次にsweepを利用したモデルです。

このモデルでは機関投資家の操作を狙うので時間帯を気にしてください。

キルゾーンなど出来高がある時間帯で有効です。

まずはChange of Character(CHoCH)を確認します。

CHoCHやBoSに関してはまた詳しく書きますが、簡単に言うと上昇トレンドでの安値切り上げの失敗や、下降トレンドでの高値切り下げの失敗です。

CHoCHを確認したら、直近の高値安値の前の高値安値での反発を確認してエントリーです。

画像では左側のセットアップでは、CHoCHした部分が髭となっています。

実体で抜けていない場合は失敗の可能性が高くなります。

右側のセットアップでは、CHoCHを実体で抜けているので自信を持ってエントリーできます。

多くの場合、このゾーンはFVGを伴います。

FVG➕EQH/EQL(ダブルトップなどの同価格帯)となればこのゾーンはより固くなります。

直近の高値安値にSLを設定すると、遠くなる場合もありますので臨機応変に対応してください。

TPは上昇下降の起点となった場所、もしくはOrderBlockです。

利益が乗っている場合はBrakerBlockでの反発を確認して追加でポジションを構築しても構いません。

このモデルは、キルゾーンでのCHoCH➕FVG➕sweepとなるので根拠も強くRRも高くなります。

見つけた場合は積極的に狙ってください。

トレードの実行にあたって

ユニコーンモデルを使ったトレードは、以下のステップで進めます。

①デイリーバイアス(Daily Bias)の確認をします。

日足チャートや上位時間足で市場の全体的な方向性(上昇or下降)を把握します。

機関投資家が注目する日足の環境認識が重要です。

②プレミアム/ディスカウントゾーンの特定をします。

価格がプレミアム(高値圏)またはディスカウント(安値圏)のPDアレイ(Price Delivery Array)に近づくのを待ってください。

これらのゾーンは、価格が反応しやすいエリアとなります。

③市場構造のシフト(MSS)の確認をします。

価格がトレンド方向から反転する兆候(Break of Structure, BOSやChange of Character, CHoCH)を確認します。

– このシフトがユニコーンゾーン形成の前提条件となります。

④ユニコーンゾーンの特定をします。

チャート上でブレイカーブロックとFVGの重複を確認します。

5分足や15分足などの低時間足でゾーンを特定すると、エントリーの精度が向上します。

⑤エントリーとリスク管理をします。

価格がユニコーンゾーンにリトレースし、反発を確認後、トレードを実行します。

セットアップ時に、必ず適切にSLとTPを設定します。

資金の1~2%以内のリスクでトレードし、過剰なレバレッジを避けてください。

さいごに

今回は手法を2つ紹介しましたが、やはりまだ説明してない事か多いのでわかりずらい部分もあったと思います。

CHoCH,BoSやEQH.EQL、OHLC、PDアレイなど1つずつ仕上げていきますので、理解が深まったらまた読み返してみてください。

より理解できれば、優位性のある場所でのエントリーやSL.TPなども変わってくると思います。

手法に関してはこれからも書いていきますが、その前に基礎知識を再開したいと思います。

最後までおつきあいくださりありがとうございました。

では、ごきげんよう。

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