THCモデル(Trend / Hunt / Confirm)とは?論理的な判断で3ステップトレード戦略

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はじめに

さて、しいたけです。

今回から中級編ということで実践的な話を増やしていきます。

なぜ“順番”が重要なのか?

「上か下か分からない…」「CHoCHが出たけど入っていい?」

そんな迷いを解決するのが、THCモデルです。

相場を「流れ・罠・証拠」で3段階に分けて、論理的に判断するフレームワークを解説します。

では、早速……。

THCとは?

THCとはTrend / Hunt / Confirm の略のことです。

トレードを「3つの視点」で整理することで、

チャート分析とエントリーの判断が明確になります。

THCモデルの流れとしては、

高時間足のトレンド確認(Trend)
 ↓
流動性の溜まり場を特定(Hunt)
 ↓
構造や反応で確定を待つ(Confirm)

という流れとなります。

この順番がとても大事になります。

では1つずついきます。

Step1 – Trend(トレンドを読む)

まずは現在のトレンドが上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、レンジなのか?

という環境認識となります。

HTFを使うので必要なことはチャートに描画していきます。

✅ 目的:

「今は上昇相場なのか?下降相場なのか?」

相場の“地図”を手に入れます。

✅ 確認項目:

  • HTF(1H・4H)でBOSを確認
  • POC、前週の高安、Po3など
  • ローソクの勢い・パターン

このようにチャートにHTFで意識されるzoneやラインを書き込んでいきます。

HTFでの環境認識が始めにやること(トレンドの把握)となります。

Step2 – Hunt(どこが狩られるか)

では次にHunt、何処に流動性がありStopHuntされるのか?

を探していきます。

✅ 目的:

個人投資家の**ストップロス(流動性)**が溜まっている場所を見つける

✅ 観察ポイント:

  • EQH / EQL
  • SMT Divergence
  • セッションのFake Break
  • 明確な高安の手前

🧠 チェックリスト:

このように現在のチャート(LTF)で流動性の溜まり場を見つけてZONEで捉えます。

ここを狩ってから目的地に向かうよね?

と思われる場所です。

今回は4HでCHoCHがおきているので、少々難解ではありますが私はIRLを取りに行くと思っています。

その為に上の流動性が狩られるのではないか?

というシナリオを組みます。

Step3 – Confirm(入っていいか判断)

さて、最後にエントリー判断となります。

先程の画像で私はIRLを目指すと考えましたが、下の流動性を狩ってからERLというシナリオもあります。

どちらのシナリオであったとしても、流動性を狩って反転という(操作)を確認する必要があります。

✅ 目的:

“入ってもいい”という構造的証拠を待つ

→ 確証なしでは「ノーエントリー」がルール

✅ 確認ポイント:

  • CHoCH(Change of Character)
  • BOS(Break of Structure)
  • OB(Order Block)反応
  • FVGリジェクト

🧠 チェックリスト:

先程から時間が経ちましたので、上の流動性まで到達しました。

ここで明確な反転を確認できれば、シナリオどおりのセットアップが可能になります。

4HのIRLへと向かうショートポジションでのエントリーです。

ここで大事なことは、流動性を狩って明確な反転というアクションがなかった場合は、エントリーしないということです。

🔹 高時間足トレンド(Trend)
 → 4HでBOS → 上昇狙い

🔹 流動性の可視化(Hunt)
 → EQHにストップ集中

🔹 反応確認(Confirm)
 → CHoCH+FVGでロング確定

📍 =「構造が全て整ったら初めてエントリー」

今回の画像ではCHoCHしてましたが、これがBoSならもっと簡単です。

トレンド方向へのエントリーを優先し、流動性の溜まり場を特定。

Huntの動き、反転のプライスアクションを確認してからエントリーです。

THCモデルがもたらす変化

トレードをする際のポジポジ病というものがあります。

まず、エントリーの基準をしっかり持つことにより安易なポジションは確実に減ります。

環境認識→シナリオ作り→待ち→エントリー

という基本の流れが自然にできるようになります。

  • ✅ トレード判断に「順番」ができる
  • ✅ 反応を待つことで“だまし”に強くなる
  • ✅ すべての要素が揃うまで“待てる”ようになる

今回はHTFのFVG反発を狙うシナリオでしたが、SMTダイバーなどとも相性がよいので自分だけの手法を確立することもできます。

SMCの内容を理解した上で、順番に沿ってトレード戦略を組み立てるためのTHCです。

さいごに

THCは裁量での慣れが必要なため、以前のブログの基礎的なことを学んでからの方が良いと思っていました。

今回のチャート画像はリアルタイムでのものなので、どうなるかはわかりませんが流動性狩りは終わったようです。

このあと、陰線がでて反転するようでしたら、エントリーとなります。

THCの良い所はいろいろな手法と組み合わせが可能ということです。

次はMMXMについて以前のものより実践的な内容で書いていきますが、THCの考え方は忘れないでください。

では、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ

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